身近な人の口癖って、気になりますよね。
汚い言葉が口癖になっている人は、その人自身だけでなく、まわりの人にも毒になります。
私たちの精神世界は言葉で成り立っているので、日頃耳にしたり口にしたりする言葉には注意を払うべきです。
美しい言葉が美しい人生を作るといいますが、逆も然りで、「汚い言葉は汚い人生を作る」ともいえます。
この記事では、人をイラッとさせる口癖をタイプ別にまとめ、対応と直し方を解説しました。
★口癖の主要4タイプ
いろいろな口癖がありますが、今回は以下の4タイプに分けて解説します。
イラッとする口癖の4タイプ
- かまってちゃんタイプ
- ネガティブ・否定・攻撃タイプ
- 無意味な枕詞タイプ
- 相槌タイプ
次章から詳しく見ていきましょう。
★かまってちゃんタイプの口癖
まず、かまってちゃんタイプの口癖から説明します。
かまってちゃんタイプの口癖
- どうせ私(俺)なんて○○だから…
- はぁ…(声混じりのため息)
- 疲れた
- ○○痛い(お腹痛い・腰痛い・頭痛いなど)
- お腹すいた・腹減った
- 暑い・寒い
- だるい
- めんどくさい
- しんどい
- きつい
- 帰りたい
- 眠い
- ひま
- つまらない
- 忙しい
- 死にたい
■対応
かまってちゃんタイプの口癖への対応は、賛成も反対もせず聞き流すに限ります。へたに賛成したり反対したりすると、「賛成してくれたよね?」とか「なんでそんなこと言うの?」とか、なにかと厄介なことに巻き込まれる可能性があります。
ですから、かまってちゃんタイプの口癖を聞いたときは、相手から意見を求められない限り、反応せず無視しましょう。
「また独り言を言ってるな~」ぐらいに思っておくといいですよ。まともに相手にしていては、体力と時間の無駄ですからね。
■直し方
かまってちゃんタイプの口癖を言う人は、他者依存・他力本願の傾向があり、自分の力で状況を打開しようとしません。ですから、根本的な性格改善が必要になってきます。
大人になってから性格を変えるのは非常に難しいですが、不可能ではありません。現に、私は社会人になってから劇的に性格を変え、昔の私を知る友人に「本当に性格変わったよね(いい意味で)」と言われました。
あなたの性格を変えるには、こちらの記事がおすすめです。
⇒性格を変えたい人が5分後から別人になる方法は?私の成功体験!
★ネガティブ・否定・攻撃タイプの口癖
次は、ネガティブ・否定・攻撃タイプの口癖です。
ネガティブ・否定・攻撃タイプの口癖
- でも、○○だし… ※相手を否定し、自己肯定する
- どうせ○○だよ ※可能性を追わず、あきらめる
- だって、○○だし ※原因を自分以外に求め、成長を放棄
- いや、○○だよ ※相手を否定し、自己肯定する
- 絶対○○だよ ※思考停止による、根拠なき断定
- 「すみません」「ごめんね」をお礼として使う ※マイナス思考の助長
- 「すみません」「ごめんね」を連発する ※反省していない
- 女(男)って○○だよね ※先入観や偏見による決めつけ
- ムカつく
- キモい
- 死ね・死ねばいいのに
■対応
ネガティブ・否定・攻撃タイプへの対応のコツは、「建設的な対話をあきらめること」です。
上記の口癖がある人はプライドが高く、無意識のうちに相手を見下しており、「自分こそが正しく、相手は正しくない」と思っています。ですから、相手の意見を取り入れて自分の考えを改めるということをしません。議論が加熱すると最終的にケンカになり、会話にならなくなってしまうのです。
たとえば、人にアドバイスを求めておいて、いくらアドバイスをしても「でも…」と反論してきて、結局何も行動しない人っていますよね?そのようなデモデモ人間は、まさにこのタイプに当てはまっています。時間と労力が無駄になるので、建設的な対話はあきらめましょう。
■直し方
ネガティブ・否定・攻撃タイプの口癖がある人は、沈黙の技術を身につけましょう。
沈黙の技術は以下の記事で学べます。
⇒マイナス思考を改善するには?今すぐできる3つの行動はコレ!
⇒空気が読めない人 KYを直す3つの方法は?私も昔はKYでした
★無意味な枕詞タイプの口癖
次は、無意味な枕詞タイプの口癖です。
無意味な枕詞タイプの口癖
- 変な話、○○なんだよね
- 一応、○○です
- はっきり言って、○○だよ
- 逆に言うと、○○だね
- 正直言うと、○○なんだ
- ちょっと、○○なんだけど…
- まぁ、○○だよね
- なんか、○○なんだよね
- やっぱり、○○だよ
- あっ、○○です
- えっ、○○です
- えっと、○○です
- えぇ~、○○です
■対応
対応のコツというほどでもないのですが、このタイプの口癖は本当に無意味なので、完全無視で問題ありません。
無意味な枕詞ではありますが、これらの言葉はビジネスシーンではよく登場します。私も新卒時代、「ちょっと」が口癖になってしまっていたので、上司から注意されたことがありました。
また、「変な話、○○だろ?」と、特に変でもない「変な話」を連発する上司もいました。
■直し方
無意味な枕詞タイプの口癖を直すには、思いつきでしゃべらないようにすること、ゆっくり話すようにすることなどを心がけるといいですよ。
私も、昔は早口で、考えがまとまらないうちにしゃべってしまう人間だったので、無意味な枕詞タイプの言葉を連発していました。ですが、上司に注意されてからは、よく考えてゆっくりしゃべるように心がけたので、少しずつ改善されましたよ。
★相槌タイプの口癖
最後は、相槌タイプの口癖です。
相槌タイプの口癖
- は?
- はぁ?
- で?
- 嘘でしょ?
- なるほど ※目上や顧客には無礼にあたるので、普段から使わないほうがいい
- なるほどですね ※間違った日本語とされている
- んっんっんっ
- なんでもいいよ ※自分は考えず、相手に丸投げ
■対応
ほとんどの場合、相槌タイプの口癖に悪意は含まれていません。単なる癖で、「は?」とか「嘘でしょ?」と言ってしまうのです。ですから、対応のコツは「気にしないこと」です。
■直し方
相手をイラッとさせない言葉に言い換えましょう。
「は?」⇒「ごめん、聞こえなかったからもう一回言ってくれない?」
「で?」⇒「そうなんだ!」
「嘘でしょ?」⇒「そうなんだ!」「知らなかった!」
「なるほどですね」⇒「承知しました」「わかりました」「はい」「えぇ」
「なんでもいいよ」⇒「パスタが食べたい!」 ※相手に丸投げではなく、意見を主張しましょう。
★癖を直すメリット
以上、今回は口癖についてまとめました。
「無くて七癖」ということわざがあるくらいですから、癖のない人間などいないのかもしれません。とはいえ、人に不快感を与える癖は少しでも減らしたいですよね。
癖を直そうと努力することは、自分を客観視することであり、自分を客観視することは、平常心を保つということです。平常心を保つということは、怒りや悲しみの感情に振り回されず、冷静な判断ができるということ。
感情で目が曇っていては、大切なものを見落とします。
たかが口癖と思わず、これを成長の機会として向き合っていきたいものですね。
私は、当ブログ「ほほう知恵袋」読者の皆様と一緒に、今後も成長していきたいと思います。
※あなたの成長のために、次の記事もおすすめです。
⇒愚痴を言わない人になる方法は?私も昔は言ってました
⇒人に嫌われる人の特徴は?あなたは大丈夫?意外とやってるかも?
参考になります
確かに…(笑)私は「嘘!?」が口癖だったのでよく「本当だよ」と返されました。あのときはその返答に疑問を抱いていたのですが、今思えば相手はイラッとしてたのかもしれません…
強調する意味で『本当に』って言葉を連発する方々を頻繁に見かけます。
本来ならば、『大変』とか『とても』とか『心から』等を用いた文章だと思うのですが、本当に本当にと連発されると、疑ってはいないまでも本当に?と、疑わしくさえ思えてきてしまいます。
私は「おいしい」や「かわいい」や「犯罪」などの頭に「普通に」を付ける口癖が大嫌いです。普通の域を超えているのに「普通に」を付けるので基準点や評価点が二つになって意味が成り立たないのに。質問サイトでも「普通に」という口癖に戸惑いや悲しみを抱いている人が多くいます。意思疎通が阻害されているのに使い続ける無神経なアホは目障りです。
普通にそういうこと言ってる人が知り合いにいるのでめっちゃ当たってるな~って思いました。確かに「はあ?」とか「で?」って言われるとすごくイラっとしててこの人はこういうタイプなんだ。あの人こういうタイプなんだとかなんか区別できるのですごくおもしろかったです。