幼少期、私は声がかすれていました。
大人になる頃にはもう治っていましたが、子供ながらに悩んだ記憶があります。
同じかすれ声といっても、大人の場合は注意が必要ですよ。
この記事では、声がかすれる原因と治療法について紹介します。
★声がかすれる原因と治療法
声がかすれる原因は、大きく分けると以下の3つです。
- 風邪などの炎症
- 声帯ポリープ(声帯結節)
- 腫瘍
順番に説明しますね。
(1)風邪などの炎症
風邪や肺炎などで声帯が膨張し、声がかすれます。
マイコプラズマ肺炎で声がかすれる人もいるんですよ。
治療は、まず風邪・肺炎を治すこと。
そして沈黙療法(声を出さないこと)です。
(2)声帯ポリープ(声帯結節)
幼稚園や小学校の先生、歌手、お坊さんなど、
大きな声を出す職業に多いのが声帯ポリープです。声帯ポリープと似ているのが声帯結節(せいたいけっせつ)。
どこが違うかというと、
声帯ポリープは、声帯の粘膜が内出血して膨らんだもの。
声帯結節は、声帯がペンだこのように膨らんだものです。声変わり以前の子供に多いのが声帯結節ですが、
子供の場合は自然に治るケースがほとんど。基本的な治療法は、こちらも沈黙療法です。
大人の場合は手術が必要になることもあります。
ちなみに私は声帯結節だったので、
中学校ぐらいで治りました。
(3)腫瘍
もっとも注意したいのが、腫瘍(しゅよう)です。
声がかすれるのは、
食道がんや喉頭がんの症状でもあるんです。かすれ声に加えて、食べ物が飲み込みにくかったり、
体重の減少などがある場合は気をつけてください。治療には手術が必要となる可能性が高いですよ。
★子供は自然に治る!
子供は大声を出して遊びますが、
これが原因で、声帯結節になりやすいんですね。
思えば、私も小さい頃、大声を出しまくっていたし、
そのことを親から注意されていました。
子供のかすれ声は、
変声期を過ぎれば自然に治ることがほとんどです。
過度な心配はしなくても大丈夫ですよ。
私も、小学校の頃はものすごいかすれ声でしたが、
変声期が終わる頃には、声がラクに出せるようになりました。
★大人は?
大人で声がかすれる場合、子供とは少し事情が違ってきます。
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- 声帯ポリープ
- 急性咽喉頭炎
- 慢性咽喉頭炎
- 甲状腺機能低下症
- ストレスによる失声症
- 肺炎
- 肺結核
- 反回神経麻痺(はんかいしんけいまひ)
- シェーグレン症候群
- 食道がん
- 喉頭がん
[/check_list]
これらが原因となっている可能性があります。
何か月もかすれ声が続く場合は、耳鼻咽喉科へ行きましょう。