仕事ができない人には特徴があります。
何を隠そう、私も新入社員時代は仕事ができない人でした。
それでも努力を続け、数年後には人並みに仕事ができるぐらいには成長できました。
この記事では、仕事ができない人の特徴と、明日から使える改善のコツを解説します。
★仕事ができない人の特徴は?
さっそくですが、仕事ができない人の特徴を以下にまとめます。
仕事ができない人の特徴
- メモをとらない
- 同じ失敗を繰り返す
- 自分の失敗を認めず、他人のせいにする
- 「でも…」が口癖
- 「どうしたらいいですか?」が口癖
- わかっていないのに「わかりました」と言う
- 言われたことしかやらない
- 今やっていることの目的がわかっていない
- 計画性がない
- いつも忙しそう
- 遅刻する
- 笑顔がない
- 雑談ができない
- 話が長い
- 飲み会の幹事すらまともにできない
- SOSを出すのが遅い
- 全部自分一人でやろうとする
- 有給休暇をうまく使わない
- デスクが散らかっている
- 服装がだらしなく、清潔感がない
- 電話に出ようとしない
- メールの返信が遅い
- 自分で調べようとしない
順番に、改善策を解説しますね。
(1)メモをとらない
メモをとらない人は、仕事ができない場合が多いです。あるいはメモをとったとしても、仕事ができない人はメモを見直さなかったり、どこに書いたのかわからなくなったりします。
改善策は、ノートとペンをつねに持ち歩くことです。上司に呼ばれたときはもちろん、先輩とのちょっとした会話などでも、必ずノートとペンを持っていくようにしましょう。
また、私が発明した検索機能つきノート術を次の記事で紹介しています。
⇒仕事ができない人が劇的に進化できるノート術とは?
このノート術のおかげで、私は社会人としてかなり成長できました。
(2)同じ失敗を繰り返す
仕事ができない人は、同じ失敗を繰り返します。
改善策は、メモをとることと失敗した理由を考えることです。
次の記事では、仕事のミスを減らす方法を紹介しています。
⇒仕事でミスが多いときの改善策はコレ!失敗をなくす方法とは?
(3)自分の失敗を認めず、他人のせいにする
仕事ができない人は、自分の失敗を認めず、他人のせいにします。仕事ができないわりには妙にプライドが高いため、「ごめんなさい」が言えない人もいます。
ここで、あなたを劇的に成長させる魔法の心構えを紹介しましょう。
その心構えとは、
「すべての失敗の原因は、自分自身にある」というものです。
たとえば、「同僚に頼んでいた資料作成が、期限に間に合わなかったため上司に怒られた。これは同僚のせいだから、私は悪くない」と思っているうちは、あなたは成長できません。
成長するためには、こう考え直してみてください。
「期限に間に合うよう、進捗を確認したり、場合によっては別の人に手伝ってもらったりするべきだった。この失敗は私の責任だ。次回からは同じ失敗をしないために、改善策を考えよう」
このように、あらゆる失敗はノウハウとして蓄積していくことができます。仕事ができない人はこの思考ができないため、愚痴を言って終わりです。基本的に、愚痴が多い人は成長できません。
⇒愚痴を言わない人になる方法は?私も昔は言ってました
(4)「でも…」が口癖
上司や先輩からのアドバイスに対して、「でも…」が第一声に出る人は要注意。彼らはあなたのことを思ってアドバイスしてくれているのですから、まずは「ありがとうございます」と感謝の言葉を述べ、アドバイスを受け入れましょう。
また、あなたの成長のためにも、次の言葉を覚えておいてください。
「クレーマーは最高のアドバイザーである」
あなたに対する批判的な意見の中にこそ、「学び」や「気づき」があるのです。
(5)「どうしたらいいですか?」が口癖
私は新入社員時代、よく「どうしたらいいですか?」と言ってしまい、先輩に怒られていました。なぜなら、「どうしたらいいですか?」は自分の頭で考えようとしない、思考停止ワードだからです。
仕事ができない人は、自分の頭で考えようとしません。
逆に言えば、自分の頭で考える癖をつければ、仕事ができるようになるというわけです。
改善策としては、「どうしたらいいですか?」ではなく、「こうしたいのですが、いいですか?」と自分の意見をもつことです。
(6)わかっていないのに「わかりました」と言う
仕事ができない人は、指示内容が理解できていないのに「わかりました」と言ってしまいます。そのため、作業が遅くなったり、指示された内容と違うことをやってしまったりするのです。
改善策は、即答しないことです。
何か指示されたら即答するのではなく、しっかりと頭の中で理解してから、「わかりました」と言いましょう。もし、一度聞いただけでは理解できなかったのなら、「わからなかったので、もう一度お聞きしてもいいですか?」と正直に申し出ましょう。嘘をついて「わかりました」と答えるよりは、数倍誠実な対応といえます。
(7)言われたことしかやらない
人から言われたことしかやらないのは「指示待ち人間」であり、仕事ができない人の典型です。仕事は与えてもらうものではなく、自分で見つけるものです。指示待ち人間でいるうちは、仕事はできるようになりません。
改善策としては、「これもやったほうがいいのではないか?」という視点を忘れず、つねに価値を生み出せる人間であろうと努力することです。
(8)今やっていることの目的がわかっていない
仕事ができる人は、依頼された仕事の目的を理解しています。相手の目的を共有できているから、相手の立場に立った提案や、かゆいところに手が届く対応ができるのです。
ですが、仕事ができない人は、今やっていることの目的がわかっていません。
たとえば「あの資料を準備しておいてくれ」などと指示を受けても、「何のために?」が理解できていないと、感情をもたないロボットのような仕事になってしまうのです。自分のやった仕事が、一体何の役立っているのかがわからないため、やりがいを感じられず、仕事がつまらなくなります。
改善策としては、仕事を依頼されたら、「この仕事の目的は何ですか?」と聞いてみることです。目的意識を共有しておくことで、依頼主と同じ目線で仕事ができるし、やりがいも大きく感じられますよ。
(9)計画性がない
仕事ができない人は、計画性がありません。そのため、仕事の順番が非効率的だったり、やる必要のないことをやってしまったりするのです。
改善策としては、締め切り意識をもつことです。
「期限に間に合わせるためには、いつまでにこれをやって、いつまでにあれをやって、そのためには今日これをやらなくてはいけないな」というふうに、期日から逆算して計画を立てましょう。
(10)いつも忙しそう
仕事ができない人は、なぜかいつもバタバタと走り回り、忙しそうにしています。
改善策としては、仕事の優先順位をつけることです。
「期日が迫っていて、急いでやるべきことは何か?」と自問自答し、やるべきことをノートに書き出してみましょう。そして、期日の近いものひとつだけに集中して、それを全力で終わらせていくのです。
(11)遅刻する
始業時刻はもちろんですが、取引先とのアポや社内会議に遅刻しているうちは、仕事はできるようになりません。遅刻した回数だけ、あなたは信用を失っていくのです。
遅刻癖を直す方法は次の記事で紹介しています。
⇒遅刻癖を直す方法はコレ!あなたはまだ信用を失い続けますか?
(12)笑顔がない
どんなときにも、笑顔を忘れず。
楽しいから笑顔になるのではなく、笑顔でいるから楽しくなるのです。
また、楽しい仕事をしたいと願っているうちは、仕事は楽しくなりません。目の前の仕事を楽しもうとする姿勢こそ、あなたが身につけるべき思考法です。仕事を楽しむためには、目的意識をもち、自分の仕事が誰の役に立っているのかをよく考えてみることです。
(13)雑談ができない
仕事ができる人は、仕事の話だけでなく、スポーツや芸能、映画や音楽など、趣味の話もできます。そして、取引先や社内との人間関係を良好にしていくのです。
仕事が出来る人は、いい意味で肩の力が抜けているんですね。
ですから、仕事ができない人は、仕事以外のことにも興味をもち、休日にはいろいろなことに挑戦してみてください。フットサルやマラソンといったスポーツでもいいし、映画やテレビドラマなどのエンタメ系でも、なんでもいいのです。
ちなみに私は、取引先との話題作りのためだけに、街コンに参加したこともあります。
⇒街コンに1人で参加したレポート!楽しむコツはこれ!
(14)話が長い
仕事ができない人は話が長いです。
私の経験上、話が長い人は社内からも取引先からも嫌われます。そして、仕事もできない人である場合が多いです。
改善策としては、話し方を勉強するしかありません。
話を短くするコツは結論から話すことですが、詳しくは次の記事で紹介しています。
⇒口下手克服法 上司への報告編!20代で知っておきたいコツとは?
(15)飲み会の幹事すらまともにできない
飲み会の幹事は、参加者の調整やお店の選定など、慣れないうちは意外と難しいです。先輩や同僚に協力してもらうといいでしょう。
飲み会幹事のコツは、歓送迎会の主賓や上司の参加可能日を確認して、早めに開催日とお店を決めてしまうことです。
(16)SOSを出すのが遅い
仕事ができない人は、SOSを出すのが遅く、期日に間に合わなかったり、ミスが必要以上に大きくなってしまったりします。
改善策としては、早めにSOSを出しておくこと。
「この仕事量、無理そうだな」と感じたら、自分一人でやろうとせず、早めに「間に合いそうにないので、手伝ってください」と周囲に伝えましょう。
(17)全部自分一人でやろうとする
仕事ができる人は、周囲の人に協力してもらうのがうまいです。
テキパキと仕事を人に依頼して、どんどん終わらせていきます。
これに対し、仕事ができない人は自分一人でやろうとするので、仕事が遅くなるのです。
改善策としては、自分がやらなくてもいいことは、人に依頼すること。あなたがやろうとしている仕事は、あなた以外の人でもできる仕事かもしれません。その仕事は人に任せて、あなたにしかできない仕事をしましょう。
(18)有給休暇をうまく使わない
仕事ができる人は、有給休暇もうまく使います。もちろん、有給休暇を堂々と使うには、仕事をしっかり調整しておかなくてはいけませんが…。仕事ができる人はうまく仕事を調整し、有給休暇で旅行などに行き、どんどん趣味の幅を広げていくのです。
これに対し、仕事ができない人は調整が苦手なので、有給休暇を使いません。
改善策としては、有給休暇をどんどん使うことです。有給休暇を使ってしまえば、仕事の調整をつけるしかなくなります。つまり、自分を追い込み、調整力を鍛えるのです。
(19)デスクが散らかっている
デスクがきれいだということは、書類の取捨選択ができているということです。デスクが散らかっていると、必要な書類をすぐに探し出せなかったり、なだれが起きて周囲に迷惑をかけたりします。
改善策は、断捨離(だんしゃり)です。
断捨離を簡単に説明すると、不要なものをどんどん捨てる掃除方法のこと。半年以上使っていない書類や文房具は、捨ててしまって後悔することはほとんどありません。ですから、どんどん捨てましょう。
(20)服装がだらしなく、清潔感がない
男なのに爪が伸びている。
目やにがついている。
鼻毛が出ている。
ワイシャツのエリやソデが汚れている。
靴が汚れている。
などなど、仕事ができない人は清潔感がなく、服装が乱れています。
改善策としては、トイレに行くたびに鏡をよく見ること。
つねにまわりから見られている意識をもっておくことが大切です。
(21)電話に出ようとしない
誰よりも早く電話に出るのは、新入社員の最初の仕事ともいえるでしょう。仕事ができない人は、電話が鳴っているのに出ようとせず、誰かが出てくれるのを待っています。
仕事ができる人は電話に出るのも早いし、電話対応もうまいです。
改善策としては、誰よりも早く電話に出ること。電話対応なんて、最初は失敗して当たり前。新入社員のうちに、どんどん電話に出て、どんどん失敗して学んでいけばいいのです。
(22)メールの返信が遅い
仕事ができない人は、メールの返信や電話の折り返しが遅いです。交渉がうまい人は、メールの返信をわざと遅らせたりもしますが、仕事ができないうちは早めの返信を心がけましょう。
※仕事ができるようになるメール術はこちらの記事で紹介しています。
⇒仕事ができないのはメール術のせい?コツを紹介!
(23)自分で調べようとしない
インターネットで少し調べればわかることを、自分で調べもせず上司や先輩に聞いてはいけません。
まず自分で調べてみて、それでもわからなかったときだけ、人に聞きましょう。
検索エンジンを味方につければ、あなたは日本中の知恵を味方につけたことになります。そして、仕事ができる人は、自分で調べる習慣を身につけているのです。
★仕事に行きたくないなら…
以上、仕事ができない人の特徴と、その改善策を紹介しました。これらのことに気をつけて、ひとつずつ改善していけば、仕事ができるようになるはずです。
それでも仕事ができなくて、「もう仕事に行きたくない」となったときのために、次の記事を読んでおいてください。とっておきの思考法を紹介しています。きっと、あなたの絶望的状況を打破してくれますよ。
⇒仕事に行きたくない人はうつ病?明日から仕事が楽しくなる方法は?