クラシックギタリストの
村治佳織さんが舌癌(舌腫瘍)のため長期療養に入るという発表がありました。
胃がんや乳がんなどに比べ、
舌癌はがんの中では少ない部位ですが
発見が遅れることが多い病気です。
この記事では、舌癌の初期症状やチェック法を紹介します。
舌癌の概要
舌癌は舌に悪性腫瘍ができる病気で、
発見が遅れれば死に至ります。
舌癌の特徴は以下です。
- 発見が遅れることが多い。
- 手術後は言葉を失う可能性がある。
- 手術後は発声機能に障害を残す。
舌癌の怖いところは、発見が遅れることが多く、
発見時にはすでにリンパ節などへの転移が
見られるケースが多いという点です。
また、発見が遅れた場合の手術では
舌全部と咽頭を摘出しなければならない可能性があり、
こうなると喋れなくなります。
そのため、舌癌は早期発見が特に重要なのです。
舌癌の初期症状
舌癌は早期発見が肝心です。
下記のような症状が現れたら、要注意ですよ。
- 口内炎が1ヶ月以上治らない。
- 舌のサイドに白い部分がある。
- 舌のサイドが赤くただれている。
- 舌に無痛のしこりがある。
- 虫歯や詰め物、入れ歯が当たって舌に口内炎ができた。
- 舌のサイドにできた口内炎の周囲が固くなっている。
- 同じ場所にばかり口内炎ができる。
以上のどれかに当てはまる場合、
舌癌の初期症状の可能性があります。
すぐに診察に行きましょう。
舌癌の原因と予防
舌癌の原因には以下のようなものがあります。
- アルコールやタバコ
- 香辛料などの刺激物
- 歯並びや虫歯
特に注目したいのは、香辛料や歯並びが
舌癌の原因となっている点です。
日常的に多くの香辛料を用いるインドでは
舌癌が多いという統計も出ています。
舌癌を予防するためには、舌癌の原因を把握し、
常日頃からそのような行為には気をつけることです。
まずは禁煙をおすすめします。
タバコは舌癌だけでなく、あらゆる病気の原因になっています。
また、激辛な食べ物を避けることも有効でしょう。
※私は激辛好きな友人が心配です・・・。
歯並びが悪くて、いつも舌に歯が当たって
痛みを感じている場合も注意が必要ですよ。
そのような場合は、一度歯科医に相談してみるのも手だと思います。
口内炎を放置していたら舌癌だった・・・
というケースが多く報告されています。
日頃から鏡で舌の状態をチェックし、
異常を感じたらすぐに診察してもらいましょうね!
※口内炎ができるのは、亜鉛不足が原因かもしれません。
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