20代後半の頃、私は5年間勤めた会社を辞めて、
失業保険をもらっていたことがあります。
労働者の権利ですから、失業保険はしっかりもらっておきたいですよね。
失業保険をもらうには、ハローワークで色々と手続きしなくてはいけません。
この記事では、失業保険のもらい方、
認定日までの過ごし方、もらえる金額などをまとめています。
★自己都合退職と会社都合退職
はじめに、退職理由には自己都合と会社都合があります。
自己都合退職というのは、一身上の都合で辞めることです。
会社都合退職は、倒産や解雇で辞めることです。
退職の理由が自己都合か会社都合かで
失業給付の開始日や、総額が変わってくるんですよ。
※私は自己都合退職だったので、
この記事では自己都合退職の場合のみを扱います。
★退職後、必要書類を持ってハローワークへ
まず、退職したら会社から雇用保険被保険者離職票がもらえるので、
以下の書類を持って管轄のハローワークへ行ってください。
- 雇用保険被保険者離職票(1,2)
- 運転免許証
- 写真 2枚(縦3cm×横2.5cmの正面上半身。3ヶ月以内に撮影したもの)
- 印鑑
- 本人名義の普通預金通帳(郵便局も含む)
書類に不備がなければ数日後の雇用保険説明会に
参加するよう指示がありますので、参加しましょう。
※私の場合は、3月末に退職、4月10日にハローワークへ初訪問し、
雇用保険説明会は4月23日でした。
雇用保険説明会では、ビデオを見ながら、
ハローワークの利用法や雇用保険のもらい方の説明を受けます。
2時間程度で終わったと記憶しています。
★認定日と求職活動
雇用保険には、「認定日」と「求職活動」という
重要な用語があるので簡単に説明しますね。
まず、認定日とは、ハローワークに行かなければならない日です。
認定日は4週間に1回で、決まった曜日に
ハローワークに行くことになります。
このときに求職活動の回数が規定回数に達していれば
指定した銀行口座に失業給付金が振り込まれます。
次に求職活動についてですが、
これは各ハローワークによって厳しさの違いがあるようです。
私の地域のハローワークでは、ハローワークにあるパソコンで
求人情報を数分間チラチラと眺めるだけでOKでした。
ハローワークに行って、パソコンを何分か眺めて、
受付でハンコをもらえば、求職活動1回としてカウントされるんですね。
私が知人に聞いた話では、ちゃんと企業で面接を受けたりしないと
求職活動としてカウントされないケースもあるらしいので、
私のハローワークは基準が甘くてラッキーだったと思います。
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失業保険は「就職活動をしているのに就職できない人」を助けるためのシステムです。
なので、「いつでも就職できます」という姿勢を見せないと、失業給付金をもらうことができません。
「働く気はないけど、もらえるものはもらっておこう」という人もいるかもしれませんが、思っていても口には出さないほうがいいですよ。
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★失業給付が始まるのは約3ヶ月後
私のように自己都合で退職した場合は、
退職後すぐに失業給付金をもらえません。
約3ヶ月の「待機期間」があるのです。
※会社都合退職の場合はすぐにもらえます。
ですから、3月末に退職した私は、
最初に失業給付金をもらえたのは7月末の認定日でした。
(実際はその数日後に振り込まれたので8月上旬)
★いくらもらえるの?
失業給付金の算出方法は面倒なので省きますが、
どうしても自分で計算したいというかたはこちらをどうぞ。
⇒厚生労働省による計算式
失業給付金としてもらえるのは日額ベースで、
在職時最後の6ヶ月間の給与の日割りの6割~7割といわれています。
わかりにくいので例をあげると、たとえば月給20万円の人なら
20万円×6ヶ月=120万円
120万円÷180日=6,666円以上のように、最後の6ヶ月間の日給は6,666円となりますので
これの6割~7割程度が失業給付金としてもらえます。
ちなみに私の場合、最後の6ヶ月間は月給25万円程度で、
失業給付金は1日5,800円程度でした。
これが90日間もらえたので、失業給付金の総額は
52万円程度ということですね。
これから自己都合で退職して、失業保険を
受けようと思っているかたの参考になればと思います。
※あなたの心の疲れを、少しラクにできる自信があります。
⇒人生に疲れたあなたへ がんばらずに幸せになる方法とは?