美大生が就職活動をするときに使う
ポートフォリオ(作品集)。
志望企業の内定が取れるかどうかは
ポートフォリオの作り方にかかっている
と言っても過言ではありません。
この記事では内定を取るための
ポートフォリオの作り方を紹介します。
ポートフォリオとは?
- 書類ばさみ
- 画集、代表作品集
- 個人が所有する有価証券一覧表
という意味の英語です。
ここでは2の「代表作品集」の意味ですね。
一般的に、美大生は就職活動をするときには
このポートフォリオを作ります。
作ったポートフォリオを面接の場などで見せたり
事前に企業に提出したりして選考を受けるのです。
では、企業側はポートフォリオの
どこを見ているのでしょうか?
そこを知ることが内定を得るための近道なのです。
採用者が見るポートフォリオのポイントとは?
優れたポートフォリオとはずばり
「読み手に配慮して作られたポートフォリオ」です。
いいですか、内定を取りたかったら
次の言葉を覚えておいてください。
「ポートフォリオはアートではない」
この言葉の意味を説明します。
ポートフォリオに載せる作品1枚1枚はアートです。
ですが、ポートフォリオ全体としては
あくまで「作品集」であり、
常に見る側に配慮して作られるべきなのです。
わかりやすく言えば
「ポートフォリオ=履歴書」です。
例えば、奇抜な文字装飾で
キャプション(説明文)が読みづらかったり、
ファイルを縦に横に持ち替えて
読まなければならなかったり・・・
これってめんどくさいですよね。
読み手に一瞬でも「めんどくさいな」
と思わせたらもう内定はもらえません。
ではどういったポートフォリオを
作ればよいのでしょうか?
次項で具体的に説明していきます。
内定を取れるポートフォリオの作り方
内定を取るためには
優れたポートフォリオを作る必要があります。
優れたポートフォリオとは
1ページ目から最後のページまで
流れるように読めるポートフォリオです。
流れるように読めるポートフォリオとは
人間の目の動きに配慮したものです。
私たち人間の目の動きには
2つの習性があります。
その習性とは
- まず写真を見る。
- 目線は上から下に流れる。
というものです。
例えば、あなたが新聞紙や雑誌を
読むときを思い浮かべてほしいのですが
人間の目はまず写真を見ます。
そのあと、その写真の下の
キャプションを読みます。
なので、キャプションは必ず絵の下に
つけなくてはいけません。
絵の上や横にキャプションを
つけないよう注意しましょう。
人間の目線はまず写真を見たあと
下に流れる習性を持つので、
絵の上にキャプションがあると
無意識に「めんどくささ」を感じるのです。
また、キャプションの文字はできるだけ大きく、
読みやすいフォントにしましょう。
「キャプションの文字は小さいほうがいい」
という声を聞くことがありますが、あれは間違いです。
キャプションは大きくしないと、
そもそも読んでもらえません。
キャプションには制作期間やコンセプトなど
重要な情報が記載されています。
それを読んでもらえないということは
あなたにとって大きな損失ですよね。
内定を取れるポートフォリオの作り方のコツは
常に読み手の立場に立つことなのです。
※次の記事で、優れた自己PRを書く方法も学べますよ。
⇒自己PRの書き方 実績がなくてもネタに困らない方法は?例文あり