ついに、スマホ業界の歴史が変わるときがきました。
2013年11月に発売された、日本版SIMフリーiPhone5s。
これを使えば、格安月額980円でネットも通話も可能になります。
もう、高い基本料金を払う必要はないんです。
この記事では、月額980円でiPhone5sを使う方法を説明します。
※2013年12月15日時点の情報です。料金・仕様等は将来変わる可能性があります。
★向いている人・向いていない人
これから紹介する方法なら
月額980円という格安料金でiPhone5sが使えるようになります。
ですが、この方法には、向いている人と向いていない人がいるので
あなたがどちらに当てはまるか、確認しておきましょう。
月額980円iPhoneに向いている人
- 普段、ほとんど通話しない人(月に2,3回しか通話しない人)
- 電話番号が変わってもいい人
- 連絡手段にLINEかFacebookかEメールをよく使う人
- iPhoneで動画サイトの動画をほとんど見ない人
- iPhoneのテザリング機能を使わない人
- ネットにつながるパソコンが自宅にある人
- iPhoneでWi-Fiをよく使う人
- そもそもiPhoneをあまり使っていない人
月額980円iPhoneに向いていない人
- よく通話する人(通話料だけで毎月何千円もかかる人)
- 電話番号を変えたくない人
- softbank,au,docomoのメルアドを変えたくない人
- 外出中、iPhoneで動画サイトの動画を毎日1時間以上見る人
- iPhoneのテザリング機能を使いたい人
- ネットにつながるパソコンが自宅にない人
- iPhoneでWi-Fiをほとんど使わない人
★SIMフリーとは?
iPhone5sを月額980円で使うには、アップル公式サイトで買える
日本版SIMフリーiPhone5sを入手しなくてはいけません。
重要なので「SIMフリー」という言葉を簡単に説明しておきますね。
iPhoneでネットや通話をするには、SIMカードというICカードが必要です。
たとえるなら、iPhoneにとってのSIMカードは
自動車を動かすときに必要なキーみたいなものです。
SIMカードがないとネットも通話もできないんですね。
そして、通話やネットの契約対象となっているのは
厳密に言えば、iPhone本体ではなくてSIMカードなのです。
ところで、softbank,au,docomoなど日本の携帯電話会社は、各社がiPhoneを売り出していますが、これらのiPhoneには「SIMロック」がかかっています。
SIMロックとは、簡単に言うと「softbankで買ったiPhoneは、softbankのSIMカードしか受け付けませんよ」という意味です。
言い換えるなら「softbankでiPhoneを買うなら、通話とネットも強制的にsoftbankと契約してもらいますよ」ということですね。
このSIMロックが解除されたiPhoneを「SIMフリーiPhone」といいます。
これまで、SIMフリーiPhoneは、海外でしか買えなかったのですが
2013年11月から、いよいよ日本国内でも買えるようになったというわけです。
★月額980円を可能にする「MVNO」とは?
もうひとつ、理解しておきたい重要なキーワードがあります。
それは「MVNO」です。
MVNOとは、Mobile Virtual Network Operator の略で
日本語では「仮想移動体通信事業者」と表記します。
MVNOを簡単に説明すると
「”格安でネットができるSIMカード”を販売・契約している会社」ですね。
ちなみに私は「OCNモバイルONE」のSIMカードを使っています。
⇒スマホのパケ代月々980円から!安心の「OCN モバイル ONE」
料金は月額980円です。
ここで重要なポイントですが
ほとんどのMVNOは通話ができず、ネットしかできません。
なので、通話するためにIP電話を使うのです。
★IP電話とは?
IP電話を簡単に説明すると「ネットを使った通話」です。
IP電話の例として、
- LINE
- Skype
- 050 plus
- FUSION IP-Phone SMART
などがあります。
LINEだと一般電話番号への通話ができませんし、電話番号ももてません。
Skypeは050の電話番号を取得できますが、お金がかかります。
050 plusも、毎月の基本料金がかかります。
そこで、私がおすすめしたいのがFUSION IP-Phone SMARTです。
⇒FUSION IP-Phone SMART 公式サイト
新規登録0円、電話番号の取得も0円で、基本料金も0円。
さすがに通話料金はかかりますが、自分からかけなければ当然0円。
私のように「ほとんど通話しないけど、一応電話番号はもっておきたい」という人に最適のサービスなのです。
「無料って…品質は大丈夫なの?」という声が聞こえてきそうですね。
ええ、ご安心ください。
実際に、3G回線で固定電話と携帯電話へかけてみましたが
まったく問題なく快適に通話できました。
もちろん、発信だけでなく、着信も問題なくできますよ。
LINEよりも高品質な音声通話ができています。
FUSION IP-Phone SMARTは、SMARTalk(これも無料)というアプリで通話するのですが、留守電サービスが無料で使えたり、留守電があればメールで知らせてくれたりと、まさに至れり尽くせり。
その留守電は、当然iPhoneから聞くこともできますし、ネットにつながったパソコンがあれば、ウェブサイトにアクセスして、そこから聞くこともできます。
★日本版SIMフリーiPhone5sが高い
以上の方法で、iPhone5sを月額980円で使えるようになります。
ですが、これをやるためには
日本版SIMフリーiPhone5s(約7万円~9万円)を買わなくてはいけません。
また、softbank,au,docomoの回線も解約しなくてはいけないので
更新月ではない場合には、約1万円の解約違約金がかかります。
これを安いと思うか、高いと思うかは、あなた次第です。
ちなみに私は、これまでガラケーとiPhone4の2台持ちだったので
月額8,000円ほどかかっていました。
それが今では月額980円なので、7,000円ほど安くなっています。
ガラケーとiPhone4の解約違約金も含めると、初期費用は約11万円でしたが
それも16か月ほど使えば取り戻せる計算になりますね。
★”縛り”から解放された感想
誰もが一度は感じたことがあるストレスだと思うのですが
「解約したいけど、今月解約すると違約金がかかるからなぁ…」
と、私も感じつつ、softbankのiPhoneを使い続けてきました。
今後はもう解約違約金に悩まずに済むので、本当にすがすがしい気分です。
※2013年12月現在、OCNモバイルONEには解約違約金がないので
いつ解約してもいいのです。
softbank,au,docomoでは、2年に1回しかない更新月に解約しないと
約1万円の解約違約金がかかるので、精神衛生上よろしくないんですよね。
★海外でメリットも!
SIMフリーiPhoneなら、海外旅行などの際に
現地でSIMカードを買えば、格安でネットや通話ができます。
IP電話で海外から日本へ電話をかけることもできますし
LINEやFacebookももちろん使えますよ。
近い将来、SIMフリーiPhoneの時代が到来するのではないでしょうか。
以上、格安の月額980円でiPhone5sを使う方法を紹介しました。
OCNモバイルONEの少し難しい設定については
次の記事でわかりやすく説明しています。
⇒SIMフリー iPhone5sのAPN設定方法 OCNモバイルONE編