がんは早期発見が第一。
人間ドックをうまく利用して、がんを早期発見しましょう。
とはいえ、闇雲に検査項目を増やすのは金銭的にも肉体的にもつらいですよね。
そこで、人間ドックの検査項目と料金を徹底調査しました。
この記事では、格安で主要ながんを検査するための
検査項目の組み合わせを紹介します。
★検査ごとに得意・不得意が存在する!
人間ドックは保険適用外ですから、基本的に料金が高いです。
高いものでは20万円以上というコースもあります。
ですが、賢く検査項目を組み合わせれば、数万円で収まります。
そこでポイントになってくるのが
「どのがんを検査するか」という点なのです。
というのも、
人間ドックでおこなう検査には
得意・不得意分野があるんです。
たとえば、MRIでは
肝臓がんは見つけやすいが胃がんは見つけにくい。
逆に、X線検査では
肝臓がんは見つけにくいが胃がんは見つけやすい。
こんなふうに、得意・不得意があるんです。
かと言って、
全部のがんを検査するとなると
軽く10万円以上かかってしまいます。
ですから、死亡率トップ3のがんを
狙い撃ちした組み合わせがおすすめなんです。
★死亡率トップ3のがんは?
以下の表をご覧ください。
死亡率 | 男 | 女 |
---|---|---|
1位 | 肺がん | 大腸がん |
2位 | 胃がん | 肺がん |
3位 | 大腸がん | 胃がん |
日本人の死因のトップはがんですが
その中での死亡率の順位を表にしたものです。
(データ参照元 厚生労働省 人口動態統計)
大腸がん、胃がん、肺がん。
男女ともに、この3つがトップ3です。
ですから、今回紹介する組み合わせは
男女ともに使える組み合わせなんです。
[illust_bubble subhead=”初期は自覚症状がない” align=”right” color=”red” badge=”check” illst=”check-w3-l”]
がんの怖いところは
初期は自覚症状がない点です。
症状が出てくる頃には
すでに手遅れになっている場合が多いんですね。
ですから、症状がないうちにも
人間ドックでがんを検査したほうがいいのです。
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★予算2万円~3万円の格安コースはコレ!
では、がんのトップ3を狙い撃ちする
人間ドック検査項目の組み合わせを紹介します。
ずばり、以下5つの検査項目です。
- 胸部CT(肺がん)
- ABC検診(胃がん)
- 便潜血(大腸がん)
- 肝炎ウイルス検査(肝臓がん)
- PSA(前立腺がん)
順番に説明しますね。
(1)胸部CT
料金は1万円~1万5,000円程度。
肺がんを狙い撃ちします。
CTは15分程度で終わりますよ。
(2)ABC検診
料金は5,000円程度。
胃がんを狙い撃ちします。
胃がんのおもな原因となる
ピロリ菌感染の有無と、萎縮性胃炎を判定できます。
血液検査です。
(3)便潜血
料金は2,000円~4,000円程度。
大腸がんを狙い撃ちします。
便を1日1回、2日間採取する方法が一般的です。
(4)肝炎ウイルス検査
料金は無料~3,000円程度。
肝臓がん、肝炎を狙い撃ちします。
自治体によっては無料。
血液検査です。
(5)PSA
料金は2,000円~4,000円程度。
前立腺がんを狙い撃ちします。
PSAは血液中のたんぱく質の一種。
いわゆる腫瘍マーカーとよばれる検査ですね。
血液検査です。
★簡単な検査だけで終わる!
以上の検査項目なら
2万円台~3万円台で収まるはずです。
しかも、もっとも多いがんのトップ3を狙い撃ちできます。
また、胃カメラや下部内視鏡(肛門から入れるカメラ)といった
苦痛を感じる検査項目もありません。
大掛かりな検査は胸部CTですが
これも15分程度、寝転がっていれば終わります。
人間ドックが初めてのかたには
ぜひおすすめしたい検査項目の組み合わせです。