「5分ぐらいの遅刻なら、大丈夫だろう」なんて、思っていませんか?
たとえ5分であろうと、遅刻は遅刻であり、遅刻はあなたの信用を失う行為です。
遅刻癖がある人は、それが原因で嫌われることはあっても、好かれることは絶対にありません。
まさに百害あって一利なし。
あなたの人生をマイナス方向に狂わせる原因となる、遅刻癖。
この記事では、遅刻癖を直す方法を紹介します。
★遅刻の原因とは?
まず、悪しき習慣を直すためには、原因を知ることが大切です。
あなたの遅刻の原因は、ずばり「思いやりのなさ」という一言で説明できます。
あなたには、相手に対する思いやりの心が足りていないのです。
今、あなたは「いやいや、思いやりの心あるし」と思ったかもしれません。
いいえ。あなたには、相手を思いやる心が絶望的に足りていません。
遅刻とは、相手の人生(時間)を盗む行為であり、重罪です。
このような重罪を平気でやってのけるということは、あなたは相手を軽視していて、相手の人生(時間)のことなんて、どうでもいいと思っているのです。
もし、あなたが本当に相手のことを思っていれば、遅刻などするはずがないのです。まずはこれを現実として受け入れてください。
「そうなのか、私には思いやりの心が足りていないのか」と、認めてください。
このように、自分を客観視できる人間だけが、成長することができます。
※当ブログ「ほほう知恵袋」では、このように成長していける人を一人でも増やしたいと思い、日々記事を重ねております。
★遅刻癖がある人への周囲の反応
遅刻癖がある人に対する周囲の反応について、ネット上の声を集めてみました。
「遅刻する人間は、すべてにおいて信用できない」
「遅刻する人間はクズ」
「待たせている人の人生を盗んでいる。泥棒みたいな存在」
「自分は待ちたくないけど、相手には待たせてもいいと思っている、自己中で傲慢な人間」
「遅刻癖のある人とは長続きしない」
などなど、散々な言われようです。
遅刻癖がある人は、多くの場合、遅刻がいかに迷惑な行為であるかを自覚していません。これは、以前記事にした「クチャラーには自覚症状がない」に似ています。
※参考記事⇒クチャラーの原因とは?相手を傷つけない注意の仕方は?直し方は?
成長への第一歩は、「自覚」です。
この記事へやってきたということは、あなたは遅刻の迷惑さを自覚できており、遅刻癖を直したいと思っているはず。であれば、次項で紹介する方法で遅刻癖は直せますよ。
★遅刻癖を直す方法は?
遅刻癖を直すには、以下の方法を実践してください。
遅刻癖を直す方法
- 相手を尊敬し、感謝する
- 前日に準備しておく
- 15分前には待ち合わせ場所に着くようにする
- 初めて行く場所なら、30分前には着くようにする
- 早く着いたとき用の暇つぶしアイテムを用意する
- 腕時計をつける
- 部屋の時計を増やす
順番に補足説明しますね。
(1)相手を尊敬し、感謝する
これは、遅刻しないための大切な準備です。
あなたと会う時間を作ってくれた相手に感謝し、尊敬しましょう。
さきほど述べたように、あなたに足りないのは、相手への思いやりでしたね。相手を尊敬し、感謝することで、相手への思いやりをもつことができるのです。
(2)前日に準備しておく
資料や道具、チケット類など、待ち合わせ場所へ持っていくものがある場合、必ず前日のうちに準備しておきましょう。
「朝起きてから準備すればいいや」などと思ってはいけません。遅刻癖がある人は、たいてい、この「前日準備」ができていないのです。
前日のうちに準備ができていないから、当日になってバタバタして、忘れ物をしたり、電車に遅れたりするのです。「前日準備」はプライベートだけでなく、仕事でも心がけるべきです。
(3)15分前には待ち合わせ場所に着くようにする
「5分前行動」という言葉がありますが、私は人と待ち合わせる場合、「15分前到着」を心がけています。
私はすべてのことを許す思考法を身につけているので、相手の遅刻に対しては文句を言いません。ですが、自分自身の遅刻は、相手に迷惑をかけることになるので、絶対に避けたいと思っています。
あるとき私は、5分前行動だと、バスや電車が少し遅れると、遅刻してしまうことに気づきました。たとえ交通機関が原因だとしても、遅刻は遅刻です。いつの頃からか、私は15分前到着を心がけるようになっていました。
15分前到着を心がけることで、バスや電車遅延による遅刻はほとんどなくなります。もちろん、大規模な事故やトラブルがあった場合は、遅刻してしまうかもしれませんが、15分前到着を心がけておけば、ほとんどのケースで遅刻しなくなりますよ。
あなたもぜひ、15分前到着を心がけてください。
(4)初めて行く場所なら、30分前には着くようにする
これは非常に重要なポイントです。
初めて行く場所が待ち合わせ場所の場合、30分前到着を心がけましょう。
なぜなら、初めて行く場所は迷ってしまい、遅刻する可能性があるからです。
私は、新宿駅や東京駅など、巨大な駅で待ち合わせをしたことが何度かありますが、やはり初めて行く場所は迷います。
「新宿アルタ前」
「渋谷ハチ公前」
「東京駅 銀の鈴」
「名古屋駅 金の時計」
などなど、有名な待ち合わせ場所はたくさんありますが、初めて行くなら、30分前到着を心がけておきましょう。もし、迷ってタイムロスしたとしても、30分前到着を意識しておけば、間に合う可能性が高いですよ。
上記のような有名な待ち合わせ場所ではなくて、カフェや飲み屋が待ち合わせ場所の場合は、迷う可能性がさらに高まります。なので、遅刻しないためにも、初めての場所は30分前到着を意識しておくといいですよ。
(5)早く着いたとき用の暇つぶしアイテムを用意する
遅刻癖がある人の言い分として多いのが「早く着いてもやることがなくてヒマ。だから、ギリギリに到着するか、あるいは5分ぐらい遅れて到着するようにしている。待っている時間は無駄だから、極力待ちたくない」というものです。
「自分は待つのがイヤだけど、相手に待たせるのは平気」という、恐るべき自己中マインドですが、思考レベルが低いうちは、仕方ありません。これから成長していけばいいのです。そして成長するには、当ブログの思考法・生き方の記事を熟読することをおすすめします。
※遅刻癖がある人には、次の記事が特におすすめです。
⇒人に嫌われる人の特徴は?あなたは大丈夫?意外とやってるかも?
私は、天災などの大きなトラブルがない限りは、絶対に遅刻しません。
たいてい15分前か30分前には待ち合わせ場所に到着しますが、私は待つ時間を無駄だと思ったことはありません。なぜなら、待つ時間も有意義に過ごす準備をしているからです。
私は読書が好きなので、待ち合わせ場所に行くときは、たいていカバンに本を1冊入れていくか、iPhoneに電子書籍を入れていきます。このように、早く着いたとき用のアイテムを準備しておくと、時間が無駄になりませんよ。
※読書の知られざる効果についてはこちらの記事をどうぞ。
⇒読書の効果とは?見えないモノを見るために本を読もう
(6)腕時計をつける
腕時計をつけると、時刻を確認しやすくなります。人によっては、これだけで遅刻が減ることもありますよ。
たとえば、スマホや携帯電話で時刻を確認するには、いちいちポケットから取り出して、ボタンを押して、画面を確認しなくてはいけません。これが意外と面倒なので、無意識のうちに、時刻を確認する回数が減るのです。
時刻を確認する回数が減ると、遅刻しやすくなります。「今は○○時頃だろうから、きっとまだ大丈夫だろう」という「だろう運転」により、遅刻するのです。
(7)部屋の時計を増やす
これも腕時計と同じ原理です。
部屋に時計が1個しかない場合と、2個ある場合なら、当然2個ある場合のほうが、時刻の確認がしやすくなりますよね。これにより、「だろう運転」を減らすことができるので、遅刻も減らすことができますよ。
★【おまけ】遅刻者への対応は?
以上の方法を実践すれば、あなたの遅刻癖は直るはずです。
最後に、おまけとして、遅刻者への対応法を紹介しましょう。
昔の私は、遅刻者には厳しい対応をしていました。
「待ち合わせに遅刻するなんてありえない。相手のことを軽視するなんて最低なヤツだ」などと思っていましたし、相手によっては、本人に直接言ったこともあります。
ですが、幸福の思考法を追求するうちに、私の考えは変わっていきました。
あきらめることにしたのです。
なぜあきらめるようになったのかというと「遅刻癖は性格みたいなものだ」と気づいたからです。
性格は、自分自身でも変えることが難しく、ましてや他人が他人の性格を変えようとすることなど、さらに難しいことなのです。他人の性格を変えようとするなんて、あなたにとってその人がよほど大切な人でない限り、はっきり言って時間の無駄です。
ですから、もし遅刻癖がある人がいたとしても、遅刻をやめさせることは基本的に無理なので、あきらめましょう。遅刻者本人にとってはかわいそうですが、そのような人は自然と嫌われ、まわりから人がいなくなっていきます。
これは仕方のないことなのです。
いっぽう、あなたは幸運にも自分自身で気づき、遅刻癖を直し、人から嫌われる要素をひとつ解消できるのです。自分自身を客観視し、悪しき習慣を直せるあなたは、成長できる人間です。
きっと、あなたの将来は明るいですよ。