「課長、報告がありまして…」
口下手だった私は、上司への報告が苦手でした。
「もっと整理して話せ」
「落ち着け」
このように言われたこともありますが、今では口下手を克服できた私。
この記事では、口下手の克服法を紹介します。
★口下手克服のコツは?
上司との会話の際、私が気をつけていたのは以下です。
- 結論から話す
- 頭の中で作文する
- NGワードを言わない
- 自主性をアピール
順番に説明しますね。
(1)結論から話す
口下手を克服するうえで一番大切なこと。
それは、
「結論から話す」です。
新人時代、私が上司に言われた内容をそのまま紹介します。
「おまえの今後のために言わせてもらうが…
おまえは前置きが長すぎる。
良い話なのか悪い話なのか
最後まで聞かないと判断がつかない。その話し方だと相手にストレスを与えるぞ。
だから、第一声で結論を言え。
結論を聞いたうえで、
俺が説明しろと言ったときだけ詳細を説明しろ。結論だけ聞けばそれで済むときもある。
第一声で結論だぞ。わかったな」
これは私にとって、目からウロコなアドバイスでした。
それまで私は
「報告とは詳細を話すものだ」と思っていたのです。
このアドバイスのあと
私は以下のように話すようになりました。
「課長、○○の件、交渉決裂しました」
「課長、○○の件、本日無事成約しました」
このように
「で、どうなったの?」の部分を
第一声で言うようにしたのです。
この方法は画期的でした。
いつもモタついていた報告が
かなり短時間で終わるようになったのです。
上司はすでに結論を知っているので
安心して話を聞くことができたわけですね。
(2)頭の中で作文する
口下手なら、まず頭の中で作文しましょう。
またもや、上司の登場です。
こんなアドバイスを受けたことがあります。
「おまえは反射的に言葉が出てしまっている。
まず頭の中で作文して
内容がおかしくないか確認してから口に出せ。その話し方のままだと
いつか重大な失言をすることになるぞ」
私は、相手の問いかけに対して
「すぐに返答しなくては…!」と焦る傾向がありました。
だから、頭より先に口が動いてしまっていたんです。
考えがまとまらないうちに話すので
さらに口下手に聞こえてしまっていたんですね。
じつは、相手の問いかけに対して
「少し考えさせてください」などと
間を置くのは、失礼なことではないのです。
考えもなしに発言するよりは、数倍誠実な対応といえます。
(3)NGワードを言わない
口下手克服からは少し話がズレますが
上司への報告で、絶対に言ってはいけないNGワードがあります。
それは、
「どうしたらいいですか?」です。
私は新人時代、上司や先輩に対して
「どうしたらいいですか?」を連発していました。
今思えば、かなり恥ずかしい話です。
このNGワードは
自分の頭で考えようとしない人が使う、無能アピールワードです。
ですから、絶対に使うべきではありません。
とはいえ、わからないことはあるものです。
そんなときは、どうすればいいのか?
次項で説明します。
(4)自主性をアピール
NGワード「どうしたらいいですか?」に代わる言葉。
それは、
「こうしたいのですが、よろしいですか?」です。
自分の頭で考えた内容に、許可をもらうイメージですね。
自主性があることのアピールにもなります。
自主性がないと判断されたら
若手社員は一気に居場所がなくなります。
気をつけましょう。
★営業や恋愛に役立つ会話術!
「口下手克服 上司への報告編」は以上です。
以下の記事では、営業や恋愛に役立つ会話術を紹介しています。
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