人ごみの中、死の恐怖に襲われる。
息苦しさを感じ、めまいがしてくる。
冷や汗をかき、息苦しさを感じる。
これらはパニック障害の典型的な症状です。
この記事では、パニック障害とうまく付き合い、
薬に頼らず克服する方法を紹介します。
★パニック障害とは?
パニック障害は、
脳の神経伝達物質のバランスが崩れる病気です。
昔は「不安神経症」ともよばれたパニック障害ですが、
英語名「Panic Disorder」を略して「PD」ともいいます。
パニック障害は珍しい病気ではなく
100人に2~3人は発症します。
発症の原因は、仕事や人間関係、
環境の変化や交通事故など、
精神的ストレスにあるといわれています。
★パニック障害の症状は?
パニック障害になると、
特定の状況で、以下のような発作的症状が出ます。
[check_list image=”check1-b”]
- 「死んでしまうのではないか」という大きな恐怖を感じる
- 息苦しさを感じる
- うまく呼吸ができなくなる
- 発汗
- 動悸
- めまい
- 過呼吸
- 体の震え
[/check_list]
特定の状況というのは、たとえば
- 満員電車
- 飛行機
- 映画館
- 地下室
- エレベーター
- 自動車
- 以前発作が起きた場所
このような場所のことです。
★予期不安と広場恐怖
パニック障害の症状には、予期不安と広場恐怖があります。
予期不安とは、一度起こした発作が大きなトラウマとなり、
「また発作が起きるのではないか」と不安を募らせることです。
パニック障害患者は予期不安によって
神経質になり、精神を病んでしまいます。
パニック障害を発症すると、
うつ病やアルコール依存症を
併発するケースも少なくないのです。
広場恐怖とは、発作の恐怖のために、パニック障害患者が
特定の場所を避けるようになることをいいます。
特定の場所とは、過去に発作を起こした場所や、
人が多くて、閉鎖的な空間である場合がほとんどです。
広場恐怖が重症化すると、外出もできなくなってしまいます。
★パニック障害を薬なしで治す方法は?
パニック障害の治療法には
薬物療法と精神療法があります。
ですが、薬物療法は、
不安感を薬でごまかすだけなので、
根本的な治療にはなりません。
また、薬には副作用があり、眠気や倦怠感で動けなくなります。
[illust_bubble subhead=”患者を薬漬けにしている?” align=”right” color=”red” badge=”check” illst=”check-w3-l”]
「精神科医は、利益のために患者を薬漬けにしている」という意見もあります。
薬はその場しのぎです。
治るものも治らなくなりますよ。
根本的に治すなら、精神療法です。
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★精神療法とは?
精神療法とは、精神を鍛え上げることです。
実際に以下の方法でパニック障害を治した人がいます。
[check_list image=”check1-b”]
- 向上心をもつ
- 読書する
- 開き直る
[/check_list]
パニック障害を早く治す人には共通点があります。
それは、医者に頼りすぎず、
自分で勉強して、治そうと努力している点です。
常に向上心をもち、読書して
見識を広め、人間力を高めましょう。
また、開き直ることも大切です。
パニック障害で死ぬことはありません。
「発作が起きても死ぬことはないさ」
「人はいつか死ぬんだ。死を恐れることはない」
このように開き直ることで、
発作が起きなくなったという人もいます。
※死ぬのが怖い人は、こちらの記事を読んでみてください。
⇒死ぬのが怖い理由は?死を体験する方法とは?
パニック障害克服に必要なのは、薬ではありません。
精神を鍛え上げ、生まれ変わることなのです。