熱が出る。
鼻水が出る。
全部、インフルエンザと風邪に共通する症状です。
この記事では、インフルエンザと風邪の違いを説明します。
★インフルエンザと風邪 最大の違いは?
インフルエンザと風邪の最大の違いは、その感染力の強さ。
インフルエンザは風邪に比べて、
強い感染力を持っているんです。
風邪の感染力は意外と弱いんですよ。
また、流行時期が12月~3月と寒い季節に
限定されているのも、インフルエンザの特徴。
インフルエンザウイルスは、
湿度が高いと生存できないんですね。
ですから、湿度が高い夏場には
インフルエンザが流行しにくいのです。
これに対して、風邪のウイルスは200種類以上あり、
湿度が高くても生存できるウイルスもあるんです。
ですから、夏に風邪をひくこともあるんですね。
★インフルエンザと風邪 症状の違いは?
感染力が強いため、インフルエンザに感染したら
学校や会社は休んだほうがいいでしょう。
インフルエンザと風邪の症状には
以下のような違いがあります。
インフルエンザ | 風邪 | |
---|---|---|
おもな症状 | 動けないほどの倦怠感 | のどの痛み・鼻づまり |
発熱 | 38度~40度台 | 37度台 |
鼻水・鼻づまり | 軽 | 重 |
せき | 多 | 少 |
進行 | 急激 | ゆっくり |
関節痛・筋肉痛 | 大 | 小 |
頭痛 | 大 | 小 |
寒気 | 大 | 小 |
このように、インフルエンザは風邪よりも
ほとんどの症状が強く出ます。
風邪はのどの痛みや鼻づまり程度ですが、
インフルエンザは動けないほどの倦怠感が襲ってくるんですね。
★「インフルエンザかも?」と思ったら
たいていの風邪は、病院に行かなくても治せます。
風邪の治し方については、こちらの記事をご覧ください。
⇒風邪を早く治す方法は?これで病院いらず!
インフルエンザも、寝ていれば治せますが、
効果的な薬(抗ウイルス薬)があります。
抗ウイルス薬としては、タミフル、リレンザなどが有名ですが
近年、よく効くと話題になっているのは「イナビル」です。
※イナビルについてはこちらでまとめています。
⇒インフルエンザの特効薬!イナビルの効果と使い方は?
とはいえ、インフルエンザの抗ウイルス薬は、
発症後48時間以内に投与しないと、効果が薄いんですね。
しかも、抗ウイルス薬には処方箋が必要なので、
ドラッグストアで気軽に購入することはできません。
ですから、「インフルエンザかも?」と感じたら、
すぐに病院に行くようにしましょうね。