寒くなってくると流行するノロウイルス。
ノロウイルスにかかると1~3日間ほど嘔吐(おうと)と下痢を繰り返します。
厄介なのは、それらに大量のウイルスが含まれており、感染源となることです。
ノロウイルスを予防するには、嘔吐物を正しく処理すること。
この記事では、ノロウイルスの嘔吐物処理法と
感染予防法をわかりやすく説明します。
★嘔吐物がおもな感染経路
ノロウイルスは非常に感染力が強く、
家族の誰か1人が感染すれば家族全員が
かかってしまうこともあります。
ノロウイルスのおもな感染経路は
嘔吐物と下痢便の中に含まれるウイルスです。
(せきやくしゃみで感染する可能性は低いです。)
1メートルの高さから嘔吐すると、床にはその嘔吐物が
半径約2メートルも撒き散らされます。
しっかりと処理できず、嘔吐物が乾燥すると、
風でウイルスが舞い上がり、
これを吸い込んで感染してしまうんですね。
また、吐き出す瞬間に目に見えないしぶきが飛んでいるので、
嘔吐のとき近くにいた人も感染する可能性があります。
ウイルスは下痢便にも含まれているので、
感染者が使ったトイレも危険です。
特に、シーズン中の病院のトイレは
あまり使わないようにしましょうね。
[illust_bubble subhead=”においだけで感染する?” align=”right” color=”red” badge=”check” illst=”check-w3-l”]
ノロウイルスは、嘔吐物のにおいを嗅ぐだけで
感染することもあるそうです。
恐ろしい感染力ですね。
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★嘔吐物の処理法
嘔吐物の処理法ですが
こちらの動画が非常にわかりやすいですよ。
↓(再生時間 4分21秒)
嘔吐物処理の注意点は以下です。
- そぉ~っと処理する
- マスク、使い捨て手袋を使う
- 次亜塩素酸ナトリウムで広めに消毒する
順番に説明しますね。
(1)そぉ~っと処理する
ウイルスが飛び散るのを防ぐため、
嘔吐物はそぉ~っと処理しましょう。
バシャバシャと急いで処理してはいけませんよ。
(2)マスク、使い捨て手袋を使う
嘔吐物処理の際に感染してしまう人が多いです。
しっかりとマスクと手袋をして、
使用後はすぐに捨てましょう。
できれば使い捨てエプロンもあるといいですね。
(3)次亜塩素酸ナトリウムで広めに消毒する
消毒に使うのはアルコールではなく、
次亜塩素酸(じあえんそさん)ナトリウムです。
アルコール消毒液ではノロウイルスは殺菌できません。
また、目に見えないしぶきが飛んでいるので、
範囲は広めに消毒しましょうね。
次亜塩素酸ナトリウムはこちらがおすすめです。
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原液を水で薄めて使います。
スプレーボトルもついているので親切ですね。
トイレの便座やドアノブなど、
色々な場所にスプレーしておけば
ノロウイルスの予防に効果大ですよ。
もちろん手の消毒にも使えます。
★ノロウイルスの予防法は?
最後に、ノロウイルスの予防法をまとめます。
[check_list image=”check1-b”]
- 手洗い、うがい
- マスク
- 嘔吐物を正しく処理
- 次亜塩素酸ナトリウムで消毒
- 病院のトイレや公衆トイレはなるべく使わない
[/check_list]
以上のことに気をつけて、
ノロウイルスの感染を防ぎましょう!