あなたは仮眠をしていますか?
発明王トーマス・エジソンは1日に何度も仮眠をとっていたんだとか。
ところが仮眠は、やり方を間違えると夜の睡眠の質を下げるおそれがあります。
この記事では、正しい仮眠の方法と、
するべきでない時間帯を紹介します。
★仮眠の効果は?
久留米大学の研究チームは、日本のある高校で、
仮眠に関する以下のような実験をおこないました。
同程度の学力をもつ生徒を2つのグループに分ける。
片方のグループは通常通り生活させ、
もう片方は昼休みに15分間の仮眠をとらせた。これを1ヶ月半続けた。
その結果、仮眠をとったほうのグループは
仮眠をとらなかったほうのグループよりも
明らかな学力向上がみられた。
このように仮眠には、やる気や集中力を
高める効果があることがわかっています。
あなたも積極的に仮眠を取り入れて、
作業効率をアップさせましょう。
★仮眠の方法
それでは、仮眠の方法を紹介しましょう。
- ネクタイやシャツの首元をゆるめる
- 腕時計やアクセサリーを外す
- イスに浅く腰かける
- 背もたれにゆったりよりかかる
- 首が後ろにガクッとならないよう、胸にアゴをのせる
- 手はヘソの下あたりで組む
- 深呼吸して眠りに入る
また、仮眠には以下の注意点があります。
- 横になってはいけない
- 20分以上寝ない
- 車で寝るときはシートを倒しすぎない
仮眠するときは横になったり、
20分以上寝たりしてはいけません。
なぜなら、眠りが深くなりすぎて、
起きたあとも眠気が続き、仕事の効率が落ちるためです。
★仮眠してはいけない時間帯は?
体力回復に効果絶大な仮眠ですが、
夕方以降はしないほうがいいです。
なぜなら、夜の睡眠の質を下げるおそれがあるからです。
特に19時~21時は、1日のうちで体温がもっとも高く、
仕事効率もあがる活動的な時間帯です。
19時~21時は「睡眠禁止の時間帯」なのです。
この時間帯に寝てしまうと、睡眠リズムが狂い、
夜の眠りが浅くなったり、寝つきが悪くなったりします。
[illust_bubble subhead=”帰りの電車は注意!” align=”right” color=”red” badge=”check” illst=”check-w3-l”]
19時~21時といえば、
帰りの電車のうたた寝は要注意です。
座ると眠くなるので、
立っていたほうがいいですよ。[/illust_bubble]
★1分仮眠法とは?
時間がない場合は、仮眠は1分間でも有効です。
これを1分仮眠法やマイクロスリープといいます。
方法は簡単で、1分程度、目を閉じて深呼吸するだけです。
ポイントは以下です。
- 眠くなる前におこなう
- 「脳を休ませるぞ」と意識する
- こまめにおこなう
目から入ってくる視覚情報は
脳にとって大きな負担となっています。
1分仮眠法はこれを意識的に遮断し、
目と脳を休ませるのが狙いです。
「脳を休ませるぞ」と自分に言い聞かせ、
眠くなる前にこまめに目を閉じるのがポイントですよ。
私はよくこれをやっていますが、
けっこう頭がすっきりするのでおすすめです。
電車の中で立ったままおこなうのも有効ですので
積極的に実生活に取り入れてみてくださいね。