HIV検査の方法は?恐怖の体験談はこちらです

a0002_010286白衣の男性が、ゆっくりと口を開く。

私の目からはが溢れ出る。

HIV検査の結果を聞いたあの日あのとき。

私は生涯最大の恐怖を味わいました。

間違いなく、どんなホラー映画よりも怖かった。

この記事では、私のHIV検査体験談を紹介します。

HIV検査のキッカケ

当時の私は20代半ばで、
同世代の彼女と付き合っていました。

「HIV検査してみない?」

彼女が突然言い出したんです。

お互い、特に危険な行為をしたこともなかったので、

「ああ、いいよ。」

と私は二つ返事で答え、HIV検査を受けたのでした。

 

まずは予約

さっそくHIV検査の予約をしました。

私たちが当時住んでいたのは東京都。

調べたところ、新宿で無料検査が受けられるとのことで、
こちらを利用させてもらいました。
⇒東京都南新宿検査・相談室

この検査室は匿名で予約でき、
予約時や当日に名前を聞かれることはありません。

記入するのは年齢と性別だけで、
免許証や保険証などは一切不要です。

名前ではなく「123番の方」というように、番号で呼ばれます。

ここは土日もやっており、私は土曜日に予約をとりました。

[illust_bubble subhead=”行為から3ヶ月経過後に検査!” align=”right” color=”red” badge=”check” illst=”check-w3-l”]
HIV検査は、感染があったと思われる行為から
3ヶ月以上たってから受けましょう。

HIV抗体の形成にはその程度かかり、それ以前に検査しても正しい検査結果が得られないからです。

ですから、危険な行為があったからといって、その翌日にHIV検査を受けても意味がありません。

ご注意ください。
[/illust_bubble]

 

検査当日の流れ

予約から数日後、私たちは検査室を訪れました。

まず、受付で予約番号を伝え、申込用紙を記入。

15分程度の待ち時間があり、別室で採血。

入室から退室まで、30分程度で、

「こんなに簡単に終わるものなんだなぁ。」

と拍子抜けした感じでした。

ところが、本当の地獄はそのあとだったのです。。。

 

恐怖の1週間

新宿の検査室では検査結果がわかるのは1週間後でした。

1日、2日、と過ぎていくにつれて、高まる不安。

仕事も手につかない状態でした。

自分がHIVなわけがない。大丈夫だ。

と自分に言い聞かせても、100%そうとは言い切れません。

しっかりと避妊具を利用していても、
HIVに感染する可能性はゼロではないのです。

この1週間は、私の生涯、もっとも長い1週間でした。

そして、運命の結果通知日が訪れたのです。

 

HIV検査結果の通知

採血から1週間後、私は同じ検査室の待合室にいました。

プライバシーなことでもあるので、
彼女とは通知時刻をずらし、その日は私1人でした。

待合室にはすでに数名の人がいました。

5分~10分おきに、番号が呼ばれ、
順番に「告知部屋」へと入っては出てくる人たち・・・。

みんな、心なしか入るときより出てくるときのほうが
スッキリとした表情だった気がします。

(ああ、きっと陰性だったんだな。おめでとう。)

そう心でつぶやき、私はひたすら自分の順番を待ちました。

[illust_bubble subhead=”陰性と陽性” align=”right” color=”red” badge=”check” illst=”check-w3-l”]
HIV検査では結果を陰性陽性で通知されます。

陰性は「マイナス」ともいい、「あなたはHIVではないですよ」という意味です。

陽性は「プラス」ともいい、「あなたはHIVに感染しています」という意味です。

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30分ほど待ったでしょうか。

○○番

ついに、私の番がきました。

ドアをノックし、通知部屋に入ります。

部屋は6畳ほどの広さ。

机には60歳前後と見られる
白衣の白髪男性が座っていました。

手には紙の束。

検査結果がズラッと並んでいるリストです。

私は促されるままに、机の前に置かれたイスに座りました。

白髪男性「○○番さんで間違いないですね?」

私「はい。○○番です。」

ペラッ、、、ペラッ、、、

(リストを確認する音だけが響く)

この数秒間は、生きた心地がしませんでした。

そして、、、

 

「陰性です。」

 

その瞬間、私は泣き崩れました。

本当に、心の底からホッとしました。

念のためリストを見せてもらうと、
確かに私の番号の横には
「-」(マイナス)と記入されていました。

その後、HIVについて簡単に説明を受けたあと、
告知部屋を出て、帰路についたのです。

 

即日検査を受けていた彼女

一緒に検査を受けた彼女も、陰性でした。

ちなみに私の彼女は1週間の生き地獄に耐え切れず、
2日目ぐらいに即日検査を受けていたらしいです。

(HIV検査には結果が15分程度でわかるものもあるんです)

渋谷あたりのクリニックで受けたと言っていました。

ちなみにHIV検査は保健所などで無料で受けられますが、
保健所には行きづらいという方もいると思います。

そういう方におすすめなのが、このような検査キットです。
↓ ↓ ↓

↑ ↑ ↑
この検査キットは、自分でチクッと少量の採血をして、
血液を医療機関に郵送するタイプのものです。

メールで結果通知を受けられるので、
これなら誰にも知られずに自宅で検査ができますね。

 

HIV検査は早めに受けておくべき!

自分は大丈夫だろう。

そう思ってHIV検査を受けていない人も多いと聞きます。

実際、私の友人にHIV検査を勧めてみたのですが、
結果を知るのが怖いからイヤだ。」と言われてしまいました。

でも、HIV検査は早めに受けておくべきです。

なぜなら、HIVに感染していたとしても、
早めに発見できれば健常者と同程度の寿命を生きられるからです。

ですが発見が遅れると、やはり寿命は短くなってしまいます。

一度も検査を受けたことがない人は、自分だけでなく
パートナーのためにも、ぜひ受けてほしいですね。

※こんな症状が出たら、HIV感染のおそれがあります。
⇒HIV感染の初期症状とは?エイズとの違いは?感染経路は?

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