カップルの二人乗りに嫉妬していた時期が、私にもありました…。
映画や漫画などでも、自転車の二人乗りが描かれるシーンは多いです。
ところで、この自転車二人乗りは法律違反なのでしょうか？
罰金は？三人乗りは？
この記事では、自転車の二人乗りについてまとめました。
★原則として一人乗りだが、二人乗りも可能
道路交通法上、自転車は原則として一人乗りと規定されています。
ただし、以下の場合は二人乗りが可能です。
自転車二人乗りが可能となる条件
- 運転者が16歳以上
- 自転車に幼児用座席を設けている
- 乗せる相手が6歳未満の幼児
二人乗り可能
二人乗り可能
さらに、以下の条件を守れば三人乗りも可能です。
自転車三人乗りが可能となる条件
- 運転者が16歳以上
- 幼児2人を同乗させることができる特別の構造または装置を有する自転車
- 乗せる相手が6歳未満の幼児
三人乗り可能
また、以下のように幼児1人をヒモなどで運転者の体に固定した場合も、三人乗りが可能です。
三人乗り可能
ただし、四人乗りは禁止されています。
四人乗り禁止
※情報元
⇒警視庁 自転車の交通ルール
★タンデム自転車は地域による
都道府県によって、タンデム自転車で二人乗りが可能です。
タンデム自転車
ただ、これは自治体によって可否が変わってくるので、あなたがお住まいの地域の条例を調べてみてください。
★罰則は？
自転車の二人乗りには罰則があります。
警察官に呼び止められ、「二人乗りは危険だからやめましょう」などと注意だけで済む場合も多いようです。ですが、注意を無視して逃走したり、二人乗りを繰り返したりと、悪質な場合、赤切符が交付されます。赤切符が交付された場合、これは道路交通法第57条第2項に違反したことになります。
⇒道路交通法 原文
赤切符が交付されるというのは、自動車運転でいうところの、スピード違反による一発免停や飲酒運転などと同じレベルの重い罪であり、刑事罰です。つまり、前科一犯がつき、いわゆる前科者になってしまうのです。
自転車の二人乗りで赤切符が交付された場合、略式裁判を経て2万円以下の罰金が科せられます。
★二人乗りは絶対にしない！
近年では、自転車運転も厳しく取り締まられるようになってきています。
自転車の赤信号無視や二人乗りに赤切符が交付される例も、少ないですが実例が出てきました。
交通マナーを守って、自転車を活用しましょう。
★ジブリ好きな管理人の独り言
ここからは余談です。
ジブリ映画「耳をすませば」では、ラストの自転車二人乗りシーンが印象的ですよね。でもこれ、ヘタしたら赤切符が交付されてしまうということか…。
今回の記事で、自転車の二人乗りで前科者になる可能性があると知って、少し寂しい気持ちになりました。
それでも私は、あの二人乗りシーンが大好きです。
「雫、大好きだ！」