動物が自分の糞を食べることを「食糞」といいます。
人間では考えられない行為ですが、食糞する動物はたくさんいます。
犬の食糞も、珍しいことではないんですよ。
私の飼い犬も食糞していたのですが、ある方法でやめさせました。
(方法は後述します)
この記事では、犬の食糞の原因と対策をまとめています。
★食糞の原因と対策
食糞は、野生の犬やオオカミには、よく見られる行為です。
野生の動物が食糞するおもな理由は、空腹を満たすためですが
飼い犬の食糞には、以下のような原因が考えられます。
- ごはんの量や栄養分が足りていない
- 体内に寄生虫がいる
- 飼い主の気をひきたい
- 消化不良のため、糞に栄養分が残っている
- 子犬なので好奇心で食べてしまう
順番に、対策を説明しますね。
(1)ごはんの量や栄養分が足りていない
ワンちゃんの肥満予防のため
ごはんを少なめにしてしまう飼い主さんがいます。
また、不足した栄養分を補うために
食糞してしまうケースがあります。
■対策⇒ごはんの量を増やす。
(2)体内に寄生虫がいる
体内に寄生虫がいるため食欲が増進し
これが食糞の原因になることもあります。
■対策⇒獣医に相談する。
(3)飼い主の気をひきたい
飼い主が怒ったり騒いだりすることがうれしくて
わざと食糞するワンちゃんもいます。
ワンちゃんは「こらっ!」「だめでしょっ!」などと怒られると
ほめられていると勘違いしてしまうのです。
■対策⇒平常心で、黙々と糞を片付けましょう。
(4)消化不良のため、糞に栄養分が残っている
消化不良で糞に栄養分が残っていると
食べ物のにおいがして、食糞してしまうケースもあります。
■対策⇒獣医に相談する。
(5)子犬なので好奇心で食べてしまう
人間の子供の場合、未知のものに好奇心をもつと
それを手で触ったり口に入れたりします。
子犬も同じように、好奇心から、
未知のものを口に入れてしまうのですね。
成犬ではなく、子犬に食糞が多いのは、これが理由です。
食糞は1歳未満の子犬に多く、
成長とともにやめるケースがほとんどですよ。
■対策⇒黙々と片付けて、ワンちゃんの成長を待つ。
★私が飼い犬の食糞をやめさせた方法は?
私が子どもの頃、ポメラニアンを飼っていたことがありました。
(今は天国にいます)
幼い頃は食糞していたのですが、
努力の末、数週間でやめさせることができました。
当時、家族ぐるみでやった食糞対策は、以下のようなものでした。
- 排便の時間を紙に書いて記録し、排便タイムを把握する
- 排便タイムになったら、近くで待機する
- 排便したら名前を呼び、すぐにドッグフードを与える
- 食糞せずにドッグフードを食べたら、大げさにほめる
- 糞を片付ける
この方法を数週間続けたところ、食糞はなくなりました。
ポイントとしては、大げさに喜んで、ほめることです。
また、食糞しても怒ったりせず、無言で黙々と片付けてくださいね。
★その他の食糞対策
ほかにも、インターネット上で見つけた以下の方法は
実際に効果があったという食糞対策です。
- 糞にタバスコやコショウをかけて食べさせ、味の嫌悪感を植え付ける
- 食糞したらシャワーの水を口にかけて叱る
- ケージとトイレのあいだを柵で仕切る
- 食糞防止ふりかけを使う
※やる場合は自己責任でお願いします。