私は大学を卒業後、一般企業に5年間勤務しました。
朝7時前に出社して終電ギリギリまで残業することもあったし、うつ病で辞めていく人も毎年いました。
今思えば、ややブラック企業だったのかもしれません。
この記事では、ブラック企業の特徴、
ブラック企業回避のコツなどを紹介します。
★ブラック企業の特徴は?
ブラック企業の特徴は以下です。
- 12時間以上の長時間労働が当たり前
- セクハラやいじめが横行
- 殴る、蹴るなどの暴力が横行
- 募集条件と入社後の待遇が違う(給料・勤務時間など)
- 残業代が払われない
- 休日が少ない
- 入社3年以内の離職率が高い
- 35歳未満の若い社員しかいない
- 20代で課長や係長になれる
- 諸経費が自腹
- 有給を取らせてもらえない
- ノルマ未達成だと自分で商品を買わされる
「ブラック企業」は、もともと
インターネット上で使われていた言葉
いわゆるネットスラングです。
2005年頃から、
IT業界の過酷な労働状況を
皮肉る言葉として使われ始めました。
システムエンジニア(SE)やプログラマー(PG)といったIT関係の仕事は
超長時間労働であるケースが多く、心身を病んでしまう人が多数います。
私にも、何人かSEやPGの知り合いがいますが、
彼らは例外なく「終電ギリギリ」「朝帰り」「会社に宿泊」を経験しています。
知り合いに聞いた話ですが、
SEやPGは「IT土方」「定年35歳」などといわれるそうです。
インターネット、書籍、テレビなどにより、注目される機会が増えたので
「ブラック企業」は、現在ではかなり有名な言葉になりました。
★ブラック企業に入社しないためには?
ブラック企業への入社を避けるのは簡単ではありません。
なぜなら、よほどブラック企業として有名な企業でない限り
実際に働いてみて初めてわかるケースが多いためです。
また、ブラック企業といっても、そこで働いている社員は
洗脳的社員教育により、ブラック企業だと気づいていない可能性もあります。
とはいえ、まったく手が打てないわけではありません。
ブラック企業に入社しないために、以下のような対策があります。
- OB訪問
- インターネットで調べる
順番に説明しますね。
(1)OB訪問
これはあくまで私の体感ですが、
OB訪問をしてから就職した人は、
ブラック企業を回避できている気がします。
あなたと同じ大学を卒業した先輩が、その企業で働いている場合は
OB訪問という形で、内情を聞き出せるチャンスです。
ぜひ活用しましょう。
(2)インターネットで調べる
「株式会社○○ ブラック」
「株式会社○○ 評判」
などで、インターネット検索してみましょう。
明らかなブラック企業なら、それで出てきますよ。
とはいえ、インターネットの情報はデマの可能性もあるので
あくまで参考程度に考えておいたほうがいいですよ。
★ブラック企業の労働環境とは?
以下に、ブラック企業の過酷な労働環境事例を紹介します。
ケース1「建材商社」
「毎朝6時出社、23時退社なので、睡眠時間は4時間程度です。
それなのに、毎日トラックを運転しています。
いつか居眠り運転で事故を起こしそうで怖いです」
ケース2「食品製造会社」
「1日12時間~18時間労働で、休みは週に1回あればいいほう。
残業代は払ってもらえず、給料は手取り12万円」
ケース3「サービス系会社」
「入社半年後に店長にさせられ、毎日始発~終電勤務。
それなのに、タイムカードには勤務時間を8時間でつけるように強制される。
過労で倒れました」
ケース4「清掃会社」
「毎日、早朝から深夜まで勤務。
休みは月に2、3日。休みがない月もあり。
給料は手取り20万以下で、支払いがいつも遅れる。
あと、備品は自腹でした」
ブラック企業として、メガバンクの名前があがることもあります。
次の記事で学んでおきましょう。
⇒メガバンクの離職率が高い理由とは?