HIV感染による、エイズの発症。
現在の医学では治すことができない、おそろしい病気のひとつです。
私はHIV検査を受けたことがありますが、それだけでも、ものすごい恐怖でした。
この記事では、HIV感染の初期症状、
HIVとエイズの違い、感染経路についてまとめています。
★HIVとエイズの違いは?
はじめに、HIVとエイズの違いを知っておきましょう。
HIVとエイズには、以下のような正式名称があります。
HIV=ヒト免疫不全ウイルス
エイズ(AIDS)=後天性免疫不全症候群
簡単に説明すると、
HIV=ウイルスの名前
エイズ=HIVに感染すると発症する病気の名前
という位置づけです。
HIVに感染すると、何年もかけて
少しずつ体内の免疫細胞が減少していきます。
免疫細胞が一定の数値を下回ると
さまざまな病気を発症します。
この状態になることを「エイズを発症する」というのです。
★HIVに感染すると、こんな初期症状が出る
感染の原因となる行為から、1週間~2週間後に
風邪のような症状が出ると、HIV感染の可能性があります。
初期症状は以下です。
- 発熱
- 倦怠感
- 下痢
- リンパ節の腫れ
- のどの腫れ・痛み
- その他、風邪に似た症状
これらの初期症状が出ない人もいます。
とはいえ、風邪に似た
なんらかの初期症状が出るケースがほとんどです。
★感染経路は4つ
HIVの感染経路はおもに4つです。
- 性交渉
- 母子感染
- 注射器のまわし打ち
- 輸血・血液製剤
ちなみに、エイズは遺伝しません。
母子感染には、
- 胎盤感染
- 産道感染
- 母乳感染
この3種類があります。
もし、HIV感染者の女性が、なんの対策もとらずに赤ちゃんを出産し
母乳で育てた場合のHIV感染率は、30~40%ともいわれています。
ですが、出産前に母体のHIV感染がわかっていれば
適切な対処をすることで、この感染率を1%以下に下げることができるのです。
なので、HIV検査は非常に大切なのですね。
その他の感染率
性交渉⇒0.1~1%
注射器のまわし打ち⇒0.5%以下
輸血・血液製剤⇒40~90%
★まずはHIV検査を!
以上、HIV感染についてまとめました。
たとえ避妊具を正しく使用していても
性交渉をしたことがあるなら
HIV感染の可能性はゼロではありません。
私はHIV検査を受けたことがあります。
だからこそ主張したいのですが
HIV検査は全人類が受けるべきだと思っています。
あなた自身と、大切な人の命を守るため。
HIV検査を受ける勇気を出してみませんか。
⇒HIV検査の方法は?恐怖の体験談はこちらです