高校や大学を問題なく卒業したのに、仕事でミスが多い。
それは発達障害の症状かもしれません。
近年、発達障害を大人になってから自覚するケースが増えています。
この記事では、発達障害の概要と、チェックリスト、対処法を紹介します。
★発達障害とは?
発達障害とは、生まれつきの脳の病気のことです。
発達障害者の親も発達障害であることが多いため
遺伝が原因だといわれています。
いわゆる「知的障害者」に比べ、
発達障害者は知能レベルが高く
高校や大学を問題なく卒業することも多いんですね。
そのため、大人になるまで
自分が発達障害だと気づかない人もいます。
これには次のような理由があります。
学校の勉強とは違い、仕事は一人ではできません。
「仕事=人とのコミュニケーション」だからです。
ところが、発達障害者は、人とのコミュニケーションが苦手です。
ですから、発達障害者は仕事でミスが多いんですね。
それで、就職後に発達障害を自覚するのです。
発達障害には、
大きく分けると以下の4つがあります。
- 自閉症
- 学習障害
- ADHD(注意欠陥・多動性障害)
- アスペルガー症候群(高機能自閉症)
順番に症状を説明しますね。
自閉症
- 1つのことに異常な執着をもつ
- 好きなことに没頭する
- 環境の変化を嫌う
- 臨機応変な対応ができない
- 会話や意思疎通が困難
学習障害
読む、書く、聞く、話す、計算などの
基本的な学習行動のうち、どれかが困難です。
文章を音読できなかったり
2桁の足し算ができなかったりします。
ADHD(注意欠陥・多動性障害)
- 不注意である
- 集中力が続かない
- 衝動的な行動をする
- 落ち着きがない
- じっとしていられない
- 部屋や机の上を片付けられない
- 忘れ物が多い
- 遅刻が多い
- 失言が多い
- 計画的な行動ができない
- 怒りや悲しみの感情をおさえられない
- 子どもの頃のイヤな思い出を引きずっている
アスペルガー症候群(高機能自閉症)
※高機能自閉症とは、知能指数(IQ)が70以上ある自閉症のことです。
- 会話は可能だが相手の気持ちが理解できない
- 言われた言葉をそのまま受け取る
- 空気が読めない
- 冗談が言えない・通用しない
- 愛情や友情が理解できない
- 優先順位がつけられない
- 同時に2つ以上のことができない
★大人に多い発達障害は?
発達障害を大人になってから自覚するケースでは
ADHDまたはアスペルガー症候群が圧倒的に多いです。
なぜなら、通常の自閉症や学習障害は、症状がわかりやすいため
学校生活の中で発見されることがほとんどだからです。
子どものうちに発達障害を自覚できず
そのまま社会に出てしまうと、
周囲の理解が得られず、つらい思いをする可能性があります。
早い段階で自覚できれば、
自分の弱点を克服するための対処もできます。
ですから、まずは発達障害を自覚することが大切なのです。
ちなみに、大人になってから発達障害を自覚した人たちは、
みなさん口を揃えて「ホッとした」「安心した」などと言うそうです。
異常な行動の原因がわかり、
対処すべき課題が見つかることで
目の前の霧が晴れるように、すがすがしい気持ちになれるんですね。
★発達障害チェックリスト
では、発達障害の症状をチェックしてみましょう。
こちらのサイトがおすすめです。
⇒エイメン・クリニック式ADD分類チェックリスト
⇒自閉症スペクトラム指数 自己診断
発達障害の疑いがあるなら、心療内科か精神科で
カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
★仕事のミスをなくすには?
仕事でミスが多いのは
発達障害の症状ではなくて、
単なる性格や経験不足が原因の可能性もあります。
私も、新卒時代はかなりミスが多かったのですが
工夫することで少しずつミスが減っていきました。
あなたも、仕事でミスが多いと自覚しているのなら
次の人気記事を読んでみてください。
⇒仕事ができない人が劇的に進化できるノート術とは?
⇒コミュニケーション能力を向上させる方法は?就職活動 恋愛に効果大
⇒片付けられない女性必見!脳の病気でも部屋をきれいにするコツは?
私は、これらの記事で、あなたの脳内に革命を起こす自信があります。
ただし、治らない事も多々あり、結構苦しむ事があります。周りから差別的な言葉を言われたりします。一番辛いのは哀れみの視線です。
この記事2013年のものなんですね。私は25歳を過ぎてやっと自分の発達障害に気づきました。それまでは全ては自分の性格だと思っていて、不幸の星の下に生まれたと思っていて、仕事でたくさん苦労しました。思えば学生時代も、周りの子とはかなりズレた子で、友達も片手で数えられる程しかいませんでした。私としては、できれば早く親に気付いてもらって、子どもの頃から障害者として生きていたかったです。それはそれで辛い事もたくさん有ったとは思いますが、それでも自分の事を何もわかってなかった25年間よりはよっぽどマシなんじゃないかと思います。だから、きっと誰かが気付いてあげる事ってとても大事な事なんじゃないかと思います。…長々と失礼しました。
最近聞かされたが、実は自分は学習障害と発達障害だったことがわかった。小さい頃は今思えば顕著だったかも。空気読めなかったり失言したり、潔癖なところとかがあって、こだわりの手順どおりにしないと嫌だったり。計算が異様に出来なかったり。勘違いされることはいまでも時々あるしね。どこか自分は普通の人ではないなとはおもってたけども。詳細は調べてないけど、小さい頃の診断ではそういわれてたらしいし、言葉も4歳になっても喋れなかったみたいだし。パニック障害と抑うつに苦しんで精神科に行って付き添った親の言葉から言われたときはほんと衝撃だけど、なんかなっとくしたや。今までもこれからも健常者と同じように接していくと言われたときはなんともいえなかったけどね。