私は趣味でフットサルをやっています。
昨年末、36歳のチームメイトがプレイ中にアキレス腱を切ってしまいました。
彼は半年の治療期間をへて、今年の夏に無事復帰しています。
現在アラサーの私。
アキレス腱断裂は決して他人事ではありません。
30代~40代の人は要注意ですよ。
この記事では、アキレス腱断裂の治療法や予防についてまとめています。
★アキレス腱断裂の瞬間
アキレス腱はふくらはぎの筋肉と
かかとを繋いでいる太い腱です。
アキレス腱が切れるときは
「バチン!」という大きな音がします。
実際、私のチームメイトのときも、音が聞こえました。
アキレス腱を切ると、足首に力が入らなくなるので、
数週間は松葉杖なしでは歩けなくなります。
★アキレス腱断裂の原因と予防
アキレス腱断裂が多いのは30代~40代の男女です。
これには理由があります。
体は老化しているのに、それに気づかず
若い頃のイメージで運動してしまうことが原因です。
イメージに体がついてこれないんですね。
ですから、運動会の父兄参加のような久しぶりのスポーツの際は
若い頃のイメージを捨てて、ゆっくりやりましょう。
ちなみに私のチームメイトは、入念に準備体操を
していたにもかかわらず、開始5分でアキレス腱断裂しました。
「サッカーを30年やってきて初めてのケガだ」
と言っていたので、完全に加齢が原因だったのでしょう。
気をつけたいものです、、、。
★アキレス腱断裂には前兆がある?
いきなり切れるイメージの強いアキレス腱ですが、
じつは、前兆があるんですよ。
アキレス腱断裂経験者の多くは、
断裂の前に以下のような違和感を感じています。
[check_list image=”check1-b”]
- ふくらはぎに筋肉痛のような痛み
- アキレス腱周辺に痛みや腫れ
- 断裂した足とは逆の足の不調
[/check_list]
ここで注目したいのは、アキレス腱を切った足とは
逆の足に不調を感じた、という点です。
たとえば、バスケットボールの試合中に
アキレス腱を断裂した20代の男性は、次のように述べています。
「断裂の数日前から逆の足が肉離れ気味で、
それをかばってプレイしていた」
このほかにも、逆の足を捻挫していたとか、
過去に逆の足のアキレス腱を切ったことがあるとか、
逆足をかばったためにアキレス腱を切ってしまう人が多いのです。
ですから、どちらかの足に不調を感じた場合は、
アキレス腱断裂に気をつけましょうね。
ジャンプやダッシュなど、
片足に急に体重がかかる動きはしないほうがいいですよ。
★手術療法か保存療法か?
アキレス腱断裂の治療には手術療法と保存療法があります。
[illust_bubble subhead=”手術療法と保存療法って?” align=”right” color=”red” badge=”check” illst=”check-w3-l”]
手術療法は皮膚を切り開いて、切れたアキレス腱を糸で縫い合わせる方法です。
手術は激痛で、大きな傷跡が残ります。
傷口からの感染症も気をつけなくてはいけません。
これに対し保存療法は、足首を伸ばした状態でギプスなどで固定し、自然治癒を待つ方法です。
手術療法よりも数週間治療に時間がかかるとされていますが、傷も残らず、体への負担も小さいです。
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どちらの療法も、断裂から復帰までは半年程度かかります。
ここで注目したいのはそれぞれの再発の可能性です。
[titled_box color=”white” title=”アキレス腱断裂の再発率”]
手術療法⇒1.7~2.8%
保存療法⇒10.7~20.8%
※情報元
[/titled_box]
かなりの差がありますね。
とはいえ、私がもしアキレス腱を切ったら、保存療法を選びます。
手術のリスクが怖いですからね。
自分の加齢は認めたくはないですが、30歳を過ぎたら
アキレス腱断裂を意識することが大切です。
足に違和感を感じたら、
無理せずゆっくりやりましょうね!