スーパーで売っているサケの切り身をよーく見てみると、アニサキスを発見することがあります。

アニサキスは魚介類についている寄生虫です。

この記事ではアニサキスが引き起こす
アニサキス症の症状、治療法、予防法などを紹介します。

アニサキスとは？

アニサキスは魚介類の内臓にいる寄生虫です。

大きさは1cm~3cm程度で、白っぽい色をしています。

色々な魚介類につきますが、主なものは以下です。

• サケ
• サバ
• アジ
• イカ
• タラ

[illust_bubble subhead=”内臓から筋肉へ移動する！” align=”right” color=”red” badge=”check” illst=”check-w3-l”]
アニサキスは通常、内臓に寄生していますが、
母体が死ぬと肉の部分に移動します。
これが刺身として提供され、
人体に入り込む可能性があるのです。[/illust_bubble]

アニサキス症の症状は？

アニサキスが人体に入ると、猛烈な腹痛を引き起こし、
場合によっては嘔吐やじんましんの症状も出ます。

これをアニサキス症といいます。

アニサキスは人間の体内では長く生きられないので、
放っておけば1週間程度で死滅します。

ですが、この腹痛はのたうち回るほどの激痛のため
すぐに病院へ行くことをおすすめします。

アニサキス症の治療法は？

アニサキス症には胃アニサキス症と腸アニサキス症の二つがあります。

胃アニサキス症の場合は内視鏡で摘出できます。

アニサキスは胃腸の壁に突き刺さっており、
これが激痛を引き起こしているのです。

※胃の内側に突き刺さったアニサキスを内視鏡で取り除く動画です。

アニサキスを内視鏡で引っこ抜くと、
あっという間に痛みが取れます。

ですが、運悪く腸アニサキス症だった場合は、
痛みが取れるまで1週間、耐え忍ぶしかありません。

アニサキス症の予防法は？

アニサキス症の一番の予防は、生きたアニサキスを食べないことです。

死んだアニサキスなら食べても問題ありませんからね。

アニサキスを殺すには、以下の方法があります。
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• マイナス20度以下で48時間以上冷凍保存する。
• 60度以上で1分間以上加熱する。

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アニサキスは簡単に殺せる寄生虫です。

もし、サケやイカを釣ってきて家庭で食べるときは、
すぐに内臓を取り除き、一度冷凍するか、加熱して食べるようにしましょう。