その中でも大量採用を続けているのがメガバンクです。
大量採用の裏側にある大量離職という現実。
この記事では、メガバンクの離職率が高い理由を考察しています。
メガバンクとは?
メガバンクとは、預金残高が莫大な都市銀行のことです。
具体的には
- 三菱UFJフィナンシャルグループ
- みずほフィナンシャルグループ
- 三井住友フィナンシャルグループ
の3社があります。
毎年、大学生の就職活動では人気が高く、1,000人以上の採用数があります。
採用人数が多い理由は、
企業母体が大きいということもありますが、
離職率が高いことも理由の一つです。
業界を問わず、新卒社員は3年以内に3割が辞めると言われています。
メガバンクでは特にこの兆候が強く、新卒社員が次々と辞めていくのです。
メガバンクで働くメリット・デメリット
会社を辞める理由は人によって様々ですが
メリットとデメリットのバランスが関係することは確かです。
メガバンクで働くメリット・デメリットを比べてみましょう。
■メガバンクで働くことのメリット
- 給料がそこそこ良い。
- ネームバリューがあり世間体が良い。
- 転勤で嫌な上司や同僚とおさらばできる。
特筆したいのは(3)です。
嫌な上司や同僚がいても、3年に1度ぐらいのペースで転勤があります。
自分か相手が転勤するので、実際はもっと早くおさらばできるわけです。
これは小さな会社にはない救済措置といえますね。
小さな会社だと、嫌な上司がいても
一生その人と一緒に働かないといけませんからね・・・。
あとは、やっぱりネームバリューがありますから、
例えば合コンやお見合いの席では、
女性陣からある程度の評価を得ることができそうですね。
■メガバンクで働くことのデメリット
- 全国転勤がある。
- 激務である。
- ノルマがきつい。
メガバンクは全国転勤があります。
私は引越し好きなので、全国転勤大歓迎ですが、
これはデメリットと考える人が多いようですね。
確かに、結婚して子どもがいる家庭では
全国転勤は安定した暮らしの足かせかもしれません。
また、全国転勤が理由で恋人と別れたり、
離婚する、というケースも少なくないようです。
あと、メガバンクは激務というのは有名ですね。
帰りは終電、ということも日常茶飯事ですよ。
最後にノルマです。
店舗によっては個人成績を紙に張り出して行員にプレッシャーを与えます。
家族・親戚・友人を総当たりで
カネを集めてこい!と言われることもあります。
数字のミスは許されませんので、
ノルマ、激務、正確な仕事が求められます。
精神をすり減らしてうつ病になる行員も多いです。
目的意識を持っているかどうか
以上、メガバンクで働くことのメリット・デメリットを考察しました。
一見するとデメリットのほうが目立っているかもしれません。
ですが、高い目的意識を持っていれば非常にやりがいがあり、
スキルや人脈も身に付く仕事ですよ。
「自分はなぜメガバンクで働きたいのか?」
という自問自答をしっかりとして、
就職活動を楽しんでいきましょう!
※魅力的な自己PRの書き方は、次の記事で紹介しています。
⇒自己PRの書き方 実績がなくてもネタに困らない方法は?例文あり